必要になってからでは遅い
大きな病気や怪我をしてしまったときには、かなり高額の医療費が必要になってしまいます。
健康なときには気づきにくいことですが、そのような突然の医療費用はいつ誰の身に起こるものとも知れません。
20代までの若い時期であれば、病気や怪我になったとしても回復は早く、それほど深刻な症状にまで進展してしまうことは多くないのですが、これが40代以降になってくると病気発生のリスクは一気に急増してきます。
病気や怪我への備えはなってから考えては遅く「あの時やっておけばよかった」と思ってしまうようなこともよくあります。
できるだけ若く、病気とは無縁のときから備えを持っておくようにしてください。
医療費を節約するための方法はいくつかあります。
しかし対策方法を大きく分けてみると、
①信頼できる病院・医師を選び継続的に診療を受ける
②保険に入ったり医療費控除、限度額適用認定証といった制度をうまく利用する
③病気の予防をこころがける
といった3つの種類に分類できます。
各対策について対策
まず最初の①の項目ですが、これはかかりつけの医師や診療所を作っておくことで、何か健康上の不安があるときに相談をできるような体制を作るということです。
このとき大病院よりもできれば近所にある小さな診療所の開業医の方がおすすめです。
大病院の場合、担当する患者さんの数も相当多くなるので、個人にかける診療時間も短くまた一回の診療にかかる待ち時間が長くなってしまいがちです。
もし大きな病気の疑いがありそうなときには、紹介状を発行してもらうなど専門の医師を教えてもらうようにしましょう。
このときできれば話がしやすい、信頼できる医師を見つけておくことが大切です。
次に②の制度の利用ですが、これはきちんと調べて知識を備えていないとうまく利用することができません。
なんとなく勧められて民間の医療保険に入っているという人もいるかもしれませんが、実は日本の医療制度だけでもかなり充実した保障を受けることができるのです。
医療費控除は、1世帯あたり1年間に支払った医療費が10万円または年間所得の5%の少ない方の金額以上がかかったときに課税所得額から差し引かれるというものです。
ただし医療控除を受けるときにはきちんと医療費を証明できる領収書の提示が必要なので、家族全体で受けた医療費の領収書を捨てずに保管しておくようにしましょう。
最後③はもっとも大切で有効な医療費節約とも言えることです。
普段の生活に気を付け、できるだけ病気を遠ざけるよう心がけていきましょう。