整理整頓が貯蓄の鍵
部屋がきれいに保たれている人ほど、
貯蓄額が多い傾向にあるというアンケート調査があります。
節約志向が高まる現代においては、たくさんの節約に関するコラムや書籍が登場していますが、
そのほとんどで言われているのが家の中をきれいに整理整頓するということです。
節約をすることと部屋をキレイにすることは一見なんの関連性もないように感じますが、
深層的にはかなり影響が大きなものとなっています。
それまでは一生懸命節約をしているつもりなのになぜかお金がたまらないと悩んでいたような人も、
部屋の整理整頓をするようになったら貯蓄額が増え始めたということも実際とても多く報告されています。
まずなぜ部屋がキレイな人の方がお金がたまるかということを性格面でみていくと、
部屋がきれいな人というのは、自分の身の回りにあるものが
どこにどう配置されているかということをきちんと認識する能力があるということが関係しています。
節約を貯蓄額として反映させるためには、
自分の収入のうちどこにいくらくらい使われるかということを把握できているかどうかが重要になってきます。
衝動的に安いものを購入したり、本来削るべきではないようなところでケチケチしてしまうような人というのは、
自分の生活の中でどこにいくら使われるのが適当であるかということがわからないということでもあります。
そこで、部屋をキレイに保つことできちんと収めるべきとことはどこかという力が自然に身についてくるので、
使うべきところ、閉めるべきところが理解できるようになっていくのです。
どこに何があるかがわかり無駄がなくなる
次に部屋がキレイであるという機能面でみていくと、
どこに何があるかがすぐわかる状態にあると無駄な買い物をしなくてもすむというメリットがあります。
生活必需品である洗剤やトイレットペーパーなども、
必要になったときどこにしまったかがわからないと、
いるときにすぐ出すことができなかったり、いらないのにたくさん購入してしまったりします。
この小さな無駄の積み重ねが続くと、節約をするつもりで出口を狭くしても、
裏口は開けっ放しというようなお金のたまりにくい状態が続いていってしまいます。
消耗品ならまだいつかは使うかもしれませんが、
食品などでは食べずに捨てることになってしまうので、
かなりしなくてもいい浪費が起こってしまったりします。
急にきれいにしようとしても、なかなか時間がかかるもの。
普段から少しずつ汚さないように部屋を使うというふうに習慣づけていきましょう。