読書は社会人になってしまうとめっきりしなくなってしまうことの一つです。
最近は若者の活字離れという話もあり、
書籍そのものを購入して本を読むという習慣を持つ人自体が少なくなってきていることは確かです。
なので、あえて「節約する」と気合を入れなくても
もしかしたら最初からほとんどお金を使っていないという人が多いかもしれませんね。
そこで提案をしたいのが、同じ読書をするときにも
より効率よく本を読むことができるようにするという方法です。
書籍を購入するとき選ぶ基準となるのは、その本の話題性やタイトル、帯や装丁の好みです。
ですが実際に購入をしてみたものの、文章がわかりづらかったり
自分の環境とはあまりにも違っていてイメージがつけにくかったりして、
結局全部読まずにそのまま積んで置かれるというパターンもよくあります。
そのことから考えると、読書を節約しながら効率的に行うための工夫として必要なのは
「節約術」よりも「読書術」と言い換えることができるかもしれません。
「読書術」といってもそう難しいことではありません。
現在活躍中の有名経営者の中には、月に3~4冊は本を読むようにしているという人がいたりします。
ただでさえ忙しい経営業をしていてどこにそんな時間があるのかと思ってしまうところですが、
そうした人の多くは本を購入してもその全てを読むことはしないで、ざっと斜めに文章に目を通し、
自分の気になった部分だけを取り出してスクラップして、
空き時間を利用して読み返すようにする方法をとっていたりします。
作者さんにとってはちょっと残念に思える読み方かもしれませんが、
そうした読み方をすることでより自分にとって有効な情報を集めることができるというわけです。
ただ一般の生活をしている私達にとってはそのような
購入→切り抜き→廃棄といった贅沢な読み方はそうたくさんできません。
そこでおすすめをしたいのがコピーの利用です。
最近は購入した本を手軽に売却することができる古本屋さんも全国にたくさんあるので、
それらを利用してよい部分だけをぬきとった本をすぐに売るようにしていけば、
コスパよくたくさんの本に目を通すことができます。
普通の書店でよく見かけるビジネス書などは、発行年が新しくて状態がよいものほど
高い値段がつくので、読み終わったらすぐに売るようにしていけばさらに効率的です。
通常の古本屋さんでは二束三文の値段しかつかないような専門的な書籍も、ネット上で探せばそうした
特殊なジャンルのみを売買するお店があるので、そちらを探してみるとよいでしょう。