いらないものは処分する
節約の基本となるのは、部屋や身の回りのものの整頓です。
そのためにはできるだけ余計なものを持たないように心がけ、
不要になったものは早めに処分するようにすることが大切です。
ですが、不要なものを処分するということはなかなか大変です。
数年ぶりに部屋の大掃除をしてみると、不要なものが大量に出てきてしまったりするものです。
不要かどうか迷うものの代表的なものとして、古い本やCD、DVDなどといったものがあります。
そうしたものは要らないものの中には、お店に持ち込むと売却することができることもあります。
もっともよほど状態が良くなければ高く売れることはなく、
たいていの場合は購入した価格よりもかなり安い価格での引き取りになります。
こうした品物で悩むのが、売った方がよいか捨てた方がよいかということです。
おそらくほとんどの方が0円で捨てるよりも、
わずかな金額でもプラスになればと売却することを選ぶのではないかと思います。
確かに数百円程度でも得になるならと思えば売却をした方がよいように思えてしまいますが、
実はその考え方が間違いのもとになってしまうこともあります。
「空白の法則」とは
ボブ・プロクターの「You were Born Rich」という本によると、
最終章に「空白の法則」というものが紹介されています。
「空白の法則」を簡単に説明すると、
この宇宙全体には欠けた部分を埋めようとする法則があるのだということです。
つまり人が何かものを捨てたりするときには、
その失われた空間部分を埋めるための反動力が生まれるということであり、
定期的に何かを捨てることにより、
新しいものを取り入れることができる力を得ることができるというわけです。
このように書くと概念的でわかりづらいと思われるかもしれませんが、
案外とこの法則のために得や損をしている人もいたりします。
断捨離などで思い切って捨てることが推奨されるのもこの法則によるところが大きく、
何かを定期的に捨てることは手元のものをなくすということだけではなく、
新しいものを入れるために必要なことであるとしています。
売れるものは売るという考えも確かによいのですが、
時には思い切って全て捨ててみるということで得られるものがたくさんあります。
節約のためにはできるだけ持ち物を軽くしてものを持ちすぎることをやめるようにするとともに、
時には思い切ったやり方で捨てるということをしてみるのがよいでしょう。
ぜひ実践してみてください。