給油用の節約が鍵
ガス代は、主に給湯設備とキッチンでの調理用火器の使用によってかかります。
しかしこの2つは比べてみると給湯用にかかる費用の方がずっと高額になっており、
調理用の火についてはかなり使用したつもりでも実際にはそれほど高額になるということは
ありません。
飲食店のように24時間ずっと火を使っているということならそれなりの価格にはなりますが、
一般的な家庭においては多少長時間の煮込み料理をしたとしても、翌月突然高額の支払いが
発生することはないので、あまり料理においては細かいことを気にする必要はないかもしれません。
ただ、ガスコンロの場合は燃焼をすることによりCO2が発生をするので、
できるかぎり熱効率のよい方法で調理などを行うようにするということは大切です。
具体的には、コンロの炎が鍋やヤカンの底から大きくはみ出すほどの大きさになっていると、
その底部分からはみ出た部分は無駄な熱となり効率よく熱を通すことができなくなってしまいます。
そこで、コンロに鍋などをかけるときには炎の大きさに注意をし、
底の部分からはみ出さない火力に調節して使うようにしていきましょう。
節約するための使い方
次にガス代を節約するために最も重要になる給湯器の使用方法についてです。
古い住宅などでは、ガス給湯器はキッチン部分と浴室とで分離されていることも多いのですが、
現在ほとんどの住宅では壁掛けパネルによる一体的な管理方法に代わっています。
ユニット式の給湯器の場合、浴室では自動的にお湯はりをしてくれるような
便利な機能がついていますが、これに頼りすぎるのもちょっと問題です。
例えばすぐには入浴しないけれどもとりあえずお湯はりをしておこうといった場合に、
お湯を入れてから時間をたってから入浴をしてしまうと、沸かし直しをすることになるため
かなりガス代がかかってきてしまいます。
浴室におけるガス代の節約の第一歩は、できるだけ冷めないうちに
連続して使うということなので、極力沸かし直しをしないように工夫をしていきましょう。
また、水道代を節約しようと一度浴室にはったお湯を何日も使いまわして
沸かし直すという人もいるようですが、これは反対に大きな費用がかかることになってしまいます。
ガス代は蛇口からお湯を出すときよりも、すでにある水を沸かし直すときの方が
多くエネルギーを消費するので、できれば直接お湯として出てきたものを使用するように
した方がよいでしょう。
古くなった給湯器を思い切って最新式に買い換えるということも、長期的には大きな節約になります。